『花散らしの雨 みをつくし料理帖』 高田郁 [た行の作家]
【内容情報】 元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる屋」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。 早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせて信頼を寄せていく澪。 だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で澪の創作したはずの料理と全く同じものが「つる屋」よりも先に供されているという。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい・・・。(背表紙より) |
「みをつくし料理帖」シリーズの第2弾です。
前作の「八朔の雪」で大好きになったこのシリーズ。
今回も期待を裏切りません。
何といっても澪の作る料理のおいしそうなこと。空腹で読むには危険です。
そして涙なくしては読めません。
今回はふきという少女が加わってさらにつる屋を盛り上げます。
おいしい料理で人を幸せにできる澪の日々の取り組みや精進の積み重ねに
勇気をもらいました。
今後も澪がどういう人生を送っていくのかずっと見守りたいシリーズです。
<収録作品>
・俎板からーほろにが蕗ご飯
・花散らしの雨ーこぼれ梅
・一粒符ーなめらか葛饅頭
・銀菊ー忍び瓜
2010-12-24 10:16
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